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■ Q&A 分かり易い仏教 
 
<仏教は宗教ではありません>

 仏教は、けっして宗教ではありません。もっと分かり易く言うと、世間でいう「宗教」は、信じなければすくわれない世界なのですが、お釈迦さまはけっして「私の言うことを信じなさい」などと言われたことはありません。

 お釈迦さまの教えは。お釈迦さまが居られようが居られなくとも、すでにあることを説明しておられるのです。それを「縁起」(えんぎ)とまとめて言われます。

<縁起とは>

 「縁起」とは、この世はすべて原因と結果でできているのではなく、その間に介在するすべてのはたらきによって、結果が生じているのだ、ということです。

 簡単に言うと、「宝くじを買った」という原因があれば、かならず宝くじが当たる、という結果は出ない、ということです。もちろん買わなくては当たらないのですが、買ったからと言っても、必ず当たる保証はないのです。そこには、様々な「縁」(えん)があるのです。

 つまり、過去・現在・未来の様々なはたらきが、この私にはたらきかけているから、今現在、私が生きているのだ、ということです。

<阿弥陀如来のはたらき>

 そのすべての「縁」のはたらきによって。今現在の私の存在があるのですから、私たちはすべての「縁」のはたらきをありがたく思わなくてはなりません。

 そこで、そのすべての「縁 」に対して、阿弥陀如来のおはたらきだといただいて、「南無阿弥陀仏」と名を称えさせていただくのが、浄土真宗の根本の教えです。

 もちろん、阿弥陀さまは、私を阿弥陀さまの仏国土(極楽浄土)にすくい取ってくださいますが、それは、私たちを真実に幸せな者(仏)にして下さることのための手段なのです。

<お念仏を称えましょう>

 その手段を通して、阿弥陀さまは、この私を本当に幸せ者(仏)にしようという、遠大な願いを起こしくださって、今この時にも私にはたらいておられます。

 その阿弥陀さまのおはたらきに気が付いたら、「南無阿弥陀仏」とお念仏を称えさせていただいて、おはたらきが届いていることを喜ばせていただきます。そうすると、すべてのおはたらきをいただいていることを、この私にも実感させていただけます。

 そのことを、宗祖(しゅうそ)親鸞(しんらん)聖人は、様ざまなお言葉をお使いになって、私に教えてくださいました。

 ご一緒に、お念仏申しましょう。