なんで? プレステ2?

 

 「なんで、お寺のホームページで“プレステ2”の話をするの?」なんて話が娘のお友達から出ているそうな‥‥。
 <んなもん、勝手やないか‥‥>

 マ、せっかくのご質問ですから、お答えいたしましょう。
 実は、山寺の住職というのは世をしのぶ仮の姿‥‥しかしてその実体は、あるときは謎の経営コンサルタント、あるときはメーカーもビビるコンピュータ評論家であったのです。
<このフレーズ、若いモンには分からんやろうなァ>

 昔々、パソコンなどという変な名前が出てくるはるかに昔、1.5cm角のチップにコンピュータの機能が全部乗っかったワン・チップ・マイコンというものが出来たわけです。これが現在のパソコンの前身なのですが、これができたと言うので大喜びをしたのが大学2年の歳であったでしょうか。
 そのころは、大学で仏教学なんぞというものをやってたわけです。これが守備範囲が広いわけで、読まなくてはならない本が山ほどあるわけです。これを全部読んでたら年寄りになっちまう‥‥なんぞで誤魔化す方法はないものか‥‥と考えたときに出た答えが‥‥「そうだコンピュータたらいうものに、全部ブチ込んでしまおう」ということだったわけです。
 で、京都大学のコンピュータ講座の盗講を始めとして、ありとあらゆるタダのお勉強場所を求めて、京都中をうろうろしておったわけです。つまり、全部独学ですナ。

 ところが、当時はパソコンなんぞというものもなし、アセンブラ言語程度のものがあるくらいで、まだまだ役に立つとは思える状態ではなかったのであります。その頃からコンピュータを遊び道具に使っていたので、[マイコン坊主]という名前を使っているのですが‥‥すでに「マイコン」という言葉自体が死語となっているようですネ。

 そんなこんなで、今でも新しいマシンなんぞには、とっても興味があります。
 しかも、みんなが気づいているかどうか‥‥新しいマシンが出るたびに、パソコン業界は一転するんです。
 たとえばMS-Windowsが出てくるまでは、インータネットと言ってもニュースとメール程度であったのに、突如htmlが全盛になってしまって、パソコン通信などという言葉自体がすでに死語になりつつあるわけです。
<MS-Windowsとは関係ないと言われそうだが、実際にそうでしょう?>

 しかも、この変化のサイクルは驚くほど早いんです。
 そこで、“プレステ2”に異常に興味があるのです。というのは、“プレステ2”はソニーさんが「ゲームにしか主眼を置いてません」といくら言おうが、次にくるはずのデジタル地上波TVとかWebTV、そしてソニーが次に計画している地上波通信との組み合わせで、家庭用端末となるんです。
 つまり、パソコンなんぞを買う必要はもうないんです。“プレステ2”さえあれば、TVでインターネットにアクセスできるし、Webも見られるわけです。その程度の能力を持っているし、周辺機器も備えているわけです。

 というような訳で、“プレステ2”の潜在能力調査は次世代のネットワークの様相を探るためには、どうしても必要なことなんです。
 しかし、過去にも不遇なマシンはたくさんありました。たとえば、NECが販売した京セラのPC−100なんぞもそれです。どうして不遇になったのかというと、周りの状況が追いつかなかった‥‥ということだと考えられます。
 つまり、周りの状況・ニーズとピッタリあったマシンが出てきたときには、爆発的に売れるでしょうし、それによって一挙に状況が変化していくのです。

 MS-Windowsなんぞがその一つの例でしょう。それほど大きな変革ではなかったはずなんだけど、インターネットだとかWebだとか、ネットワークだとかという状況にはまったわけです。
 で、ボクは
“プレステ2”が次にそれにはまるのではないかと睨んでいるわけです。1つにもうパソコンの時代ではない、2つにWebだけやるならTVで十分、3つにはTVが変革を必要としている時代になっている‥‥という3つの状況があるので、“プレステ2”は狙いにはまっていると思っています。
 後は、ソニーさんのプロデュースでしょう。ひょっとすると、ソニーが次のマイクロソフトになるかもしれない。

 ネッ、そう考えると、ちょっと面白いでしょう?