謹告

門徒総代会長 尾崎忠夫様ご往生

佛願院 釋龍瑞

 さる平成13年12月27日、徳勝寺門徒総代会長 尾崎忠夫様が、お浄土に往生の素懐を遂げられました。

 尾崎会長は、平成2年より門徒総代にご就任くださり、平成6年総代会長となって徳勝寺の護持発展のために尽くされました。ことに平成10年より“徳勝寺平成大改修”という大事業に尽くされました。住職をよく輔け、よく導く、誠に総代の鏡とも言えるお方でございました。

 尾崎様は、徳勝寺門徒の尾崎惣二郎・ミキ様ご夫婦の長男としてお生まれになり、若くから事業を起こされ、大阪で伸興電線株式会社を設立され、昭和54年に香川県大川郡志度町に本社を移転されました。ご自宅をお建てになる際、「院主さん。ちゃんとした仏間と、お仏壇をお迎えしたい」とご相談を受けましたことを、つい昨日のことのように思い出されます。ご新居にお仏壇をお迎えしたときには、「これで心が落ち着く場所ができた」とお喜びでございました。

 事業は順調で、何一つ思い残されることないほどすべてに心を配っておられました。
 徳勝寺平成大改修に当たっては、奥様のお名前も徳勝寺に残したいと、奥様が社長を勤められておられる「尾崎電算」より鐘楼をご寄贈なされるほど、奥様思いの方でございました。お二人でしばしば海外へ船旅をされるのが一番のお楽しみでございました。ご趣味は「釣り」だけでございました。寺のご法要の際には、大きな鯛などをお持ちになり、総代・講中とともにお楽しみになられておられたのが今でも印象に残っております。

 なお、伸興電線株式会社による社葬は、1月22日午後1時より、高松市・公益会館において執り行われました。

 すべての配慮を終わり、お浄土に往生され、今は亡きお母様や弟様たちと、仏となって私たちを見守ってくださること感じつつ、ご報告申し上げます。